先日の見学会で一際目を引いていた家のまわりの植栽。
木に思い入れのあるお施主様だったこともあり、
造園の浦田庭園設計事務所さんにもご協力いただき、
緑に囲まれた気持ち良い家・庭をつくり上げることができました。
打合せ後、実際に山に入りこの家に合う樹木を選んできて下さった浦田さん。
そして工事当日、
屋根にも届きそうな予想以上の高木が出現しました!
とは言ってもあえて枝の細い木を選んで下さっているので、立ち姿がとてもきれいで繊細です。
建物だけだった時と見比べてみてください。
緑が加わることで、家が生き生きとしてきて、広かった敷地全体にもまとまりが出てきました。
そして屋内、ずっと気になっていた大開口正面の冷たいブロック塀。
こちらは塀に沿って植栽し隠していくのかと思いきや、
デッキに隣接してかなり大きな樹木が配置されています!
実はこんなに迫った植え方をしているのは、
真上2階の窓からも間近に緑を楽しめるように♪
風が入るこの窓前、緑が視界に入りとても心地良い居場所になりました。
キッチンに立って見える景色。ダイナミックな木々の葉で
雰囲気がとても柔らかくなりました。目に入る緑が鮮やかです。
夜のライトアップでは更に迫力が出て、料亭のような雰囲気を醸し出しています。
奥には借景の桜や紅葉も見え奥行きが感じられます。木の家と樹木の緑、
やはり相性良く馴染みます。外に大きく開いて四季を感じられる暮らし、豊かですね。
キッチンは振り返ってもまた緑、
脱衣室の家事カウンターや浴室からもさりげなく緑が顔を出します。
勝手口より物干しスペースへ。ちょっとした場所ですが、
軒天と木塀、植栽でイメージがとても良くなり、家事をしていてもつい眺めてしまう景色になりました。
そしてこの樹木、外から見ると上にも伸びていてこんなに大きく、
階段・吹抜を通し各階からも楽しめるようになっています。
遠くから近付いて、色んな角度から、複数ある窓で切り取られる景色・見え方・バランスを
空間的に総合して考えていくのは、やはり家の考え方にも通じるものがあります。
こちらは玄関。
玄関の奥も視線が抜け鮮やかな緑が目に入ります。
敷地が広い分、長く味気なかったアプローチは、間に植栽が入ることで毎朝の癒しの空間に変わりました。
庭に緑や花を加えると家に彩りが増すだけでなく、日々の暮らしの中で自然と心まで癒されます。
木の家の素材や空間のつくり方からくる体感での心地良さに加え、
視覚を通して得られる心の安らぎの大切さに改めて気付かされた今回の家づくりでした。
木々の迫力や力強さ、緑の力・優しさを存分に感じる機会を頂き、
たか建築舎の今後の家づくりの幅も更に広がりました!
これからも緑の力を生かし、日々ときめく暮らしを応援するため、
庭と一体の家づくりを提案していきたいと思います!
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