たか建築舎

福岡市南区の閑静な住宅街、

子ども時代を過ごしたご実家をリノベーション。

ご両親が50年大切に住まわれてきた平屋を住み継ぐため、

骨組みだけを残して屋根から屋内まで住みよく改修しました。

もとのお部屋はこちら。

大きな天井を取り払っていき、

壁の中には新聞紙でできた断熱材をしっかりと詰め込み、

仕上がりは同じ木の家とは思えないほど広がり暖かみのある空間になりました。

こちらは反対側。

壁も天井もなくなるとこんなに広かったんですね。

天井裏に隠れていた梁も良い味出しています。

眠っていた小屋裏空間にも階段でつながりました。

大きな食器棚や壁に囲まれ孤立していた炊事場は、

壁ごと取り払って、

お洒落なキッチンが輝いています。

居間やお庭の緑も見渡せるほど広々と開放的に。

仕上げや家具･設備など真新しいものに囲まれていますが、

新しいながらも何だか馴染んでいて落ち着くんですよね。

柱梁で組まれた木の家はしっかり作ってちゃんと手入れすれば

何十年経ってもまた味わい深く生まれ変わらせることができるのが良いですね。

細切れだった個室も、

明るく回遊できる家事コーナーやクローゼットに変わり寝室もすっきり。

水回りも全て気持ちよく一新できました。

空間を引き締めているこの壁何だか分かりますか。

実はリフォーム前の壁に貼ってあった面材なんです。

所々に思い出や味わいを残し、暮らしやすく晴れやかに生まれ変わりました。

まさかこんな空間が屋根裏に眠っていて

ここまで様変わりするとは思ってもみませんでしたね。

きっとご両親も「あらまっ！」って羨ましがっていますよ。

また何十年とこの木の家で心地良くお過ごし下さい。