2020/1/17
築115年の古民家再生工事中!
静けさの中、縁側やその先の緑に趣が残る福智町の古民家。
明治37年(1904年)に建てられた築115年のこの古民家を再生し、
新たな息吹を吹き込みたいとのお話を頂きました。伺ってみると、
床下は地面からの湿気で傷んでいるものの
しっかりとした架構やシンプルな空間が広がり、
屋根の瓦も風雨と重みで下地から波打っていますが、
長年その重みを支え続けてきた小屋組みがまだ生きています。
この味のある柱・梁を活かしながら、皆の寄り処となるような空間に蘇らせて行くという
過程やその暁を思い浮かべると好奇心が掻き立てられ、さっそく調査~構想の後、工事に掛からせて頂きました。
在来のお風呂はじめ水まわりはタイルを剝がし、土間から斫ります。
床・天井・間仕切壁、
ぎっしりと詰まった土壁も撤去していくと、
天井裏まで全て見渡せるスケルトンの空間が現れました。
なくなった壁部分を補強したら、
崩れかけていた屋根の瓦おろし。
屋根の上や瓦は梅雨前でも熱く、土ぼこりが舞う中
スタッフ・職人で丸1日かけ25トンの瓦をおろし終えました。
重しを取り除いたら一旦シートで養生し雨の季節に備えます。
何やらやってきたポンプ車。
次の回では実際に建物を再生していく様子をお届けします!
「古民家リノベーション②」を
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